セルフコミュニケーションとは

セルフコミュニケーション

「なぜ、いつも同じようなミスを繰り返すんだろう?」「本当にやりたいことって何なんだろう?」「自分探しの旅に出たら、本来の自分が見つかるのかな?」なんて思うことはありませんか?

本当の自分がどれなのか、分からなくなってしまうことがあるかもしれません。そこで役に立つのが、自分とじっくりコミュニケーションをとるということです。

この記事では、セルフコミュニケーションの方法やメリットを紹介します。ぜひ、ご覧ください!

セルフコミュニケーションとは

自己対話をし、自己認識をすることで自分と仲良くなることです。

1.意外と自分のことを理解できていない

セルフコミュニケーションは、自分と仲良くなるプロセスの一部です。時に自分の気持ちや考えを理解するのが難しいと感じることがあります。

特に悩み事があると自分を客観的に見ることができなくなって、自分がどうしたいのかや問題の解決策が見えにくくなります。

しかしセルフコミュニケーションがうまくいっていると客観視ができ、冷静な状況判断ができることで問題解決能力が高まります。自分とのコミュニケーションを大切にし、自己理解を深めることが大切です。

2.自分を大切にしていますか?

セルフコミュニケーションは、心理学でいうところの「シャンパンタワーの法則」に基づく重要な概念です。

この法則によれば、まずは自分を満たし自分を愛することから始め、その後で他者に愛情を注ぐことをしようと提唱しています。しかし自分を満たすためには、まず自分自身を深く理解する必要があります。

セルフコミュニケーションは、自分が意識して知っているだけでなく、潜在的な感情や体調、好みや苦手なこと、人間関係に至るまで、細かい部分にまで焦点を当てるプロセスです。

これらの要素を紙に書き出してみることで、自己理解を深め、自分と仲良くなる手助けとなります。セルフコミュニケーションは、自己成長と心の健康に貢献する重要な方法です。

セルフコミュニケーションの3つのメリット

1.自己受容できるようになる

自己受容とは、ありのままの自分を受け入れるということです。

ありのままというのは、自分で長所・短所、得意・不得意、好き・嫌い、ネガティブに捉えてしまう部分も、それも全部ひっくるめて自分なんだと受け入れることができるようになります。

自分で自分を受け入れられるようになると、感情が安定する。落ち込みにくくなる。自分や周りの人をジャッジしなくなりイライラしにくくなる。自分にも他者にも寛容になれる。

2.自己肯定感があがる

自分への信頼感が上がってきます。そして、 他者の意見に振り回されなくなり、不要な我慢をしなくなります。

自信もついてくるでしょう。人によっては自分の意見を、はっきり言えるようになるかもしれません。恋愛面で言えばダメンズに引っかかる可能性が下がります。

3.ストレスが溜まりにくくなる

自分の感情にフォーカスできるようになってくると、自分が今どういう状態なのか、メンタル的にも、体調的にも分かるようになると、その対処法が分かるようになります。

自分にあったストレス解消法が分かっていれば自分の機嫌を自分で取れるようになります。落ち込むことがあったとしても、引きずりにくくなったりとか、人から何か言われた時、嫌なことがあったとしても、まあ、そういう時もあるよねっ!というような感じで、全てを受け止めてしまうんではなく、受け止めるべきところと受け止めなくていいところっていうのを切り分けて考えられるようになります。

最終的に、自分の ストレスが溜まりにくくなるというメリットがあります。

セルフコミュニケーションを行う上で大事な5つのポイント

自分の体調、感情に点数をつける、自分の好き嫌いを理解する、○○するべきという言葉を使っていないかチェックする、自分のストレス解消法を知る、自分の課題と相手の課題を分けて考えられるようにすることが大切です。

1.自分の体調、感情に点数をつける

自分の体調とか感情に点数をつけるということを意識づけてやってもらいたいです。 なぜこれが大事かというと、自分の感情レベルは分かってるようで、分かっていません。自分の状態をを知るために、感情を10点満点で数値化してみてください。

セルフコミュニケーションがうまくいっていない時は、自分の感情レベルに気づくことがむずかしく知らず知らずのうちに感情にふたをしてしまいがちです。

嬉しい、悲しい、腹立たしい等感情にも色々種類があると思いますが、自分により近い感情の言葉を見つけ、点数をつけることを癖付けていくと、自分を冷静に判断することができるようになります。

2.自分の好きと嫌いを理解する

案外知ってるようで知らないことの2つ目です。 私の経験談ですが、メンタルがちょっと弱っている時にある人に「趣味や好きなことはなんですか?」と聞かれたのですが。ぱっと答えられなかった時がありました。

確か「わからないです」と答えたと思うのですが「自分のことなのに、わからないの?」と言われすごい衝撃を受けました。

自分が好きなもの・嫌いなもの、好きな人・好きな嫌いな人や、 得意なこと・苦手なこと等を明確にしておくことはセルフコミュニケーションをとるうえで必要です。

3.「◯◯するべき」という言葉を使っていないかチェックする

無意識で思っているので気づきにくいことなのですが「~するべき」「~でなくてはならない」等の信念や価値観は、たくさん持っていれば持っているほど視野を狭めてしまいやすくなったり、怒りに繋がりやすくなります。

不要なものは解放していった方が、感情が穏やかでいられますので意識して見ていくことをオススメします。

4.自分のストレス解消に繋がる行動を探ってみる

自分のストレス解消に繋がることを探ってみてください。

自分が何をすると喜ぶのか。落ち着くのか。

人によって違ってくると思いますが、音楽鑑賞や映画鑑賞、運動やドライブや旅行。カラオケや入浴等、ストレスが解消法を少なくとも30個ぐらい考えておき、状況に合わせ対処できるようになると自分で自分の感情をコントロールしやすくなります。

5.自分の問題と相手の問題を分けて考えられるようにする

自分の問題と相手の問題を分けて考える という「課題の分離」を行うことがたいせつです。

例、 会社でパソコン作業をしています。ふと 隣の席の人を見ると、同僚が仕事をせずに、インターネット検索してました。あなたはそれを見てイライラしてきました。

「さて、この課題の場合はどちらに問題があるのか?」「最終的にこの状況の責任を取るべきは誰なのか?」

課題の分離という観点で考えると、これは相手(同僚)の問題であって、あなたの問題ではありません。

人の問題に介入してあなたがイライラしたのなら、イライラすることを選んだのはあなた自身で相手がそうさせたと考えているうちは課題の分離ができていないということになります。

人の課題に踏み込まないようにする、また踏み込まれないようにすることで心は疲れにくくなり、悩みも減るというメリットがあります。

セルフコミュニケーションで使いたい具体的な自分への質問

1.「私はどうしたいの?」

問題や悩んだ時の考え方として「私はどうしたいのか?」と質問を自分に投げかけるようにしましょう。

なぜそうした方が良いかと言うと、常識的にや一般論的にといった他者の意見を優先することをやめることで「なんか違う」とか「本当はこんなはずじゃなかったのに」など他責思考にならず、自分で決めたことだから責任を持って行動できるようになります。

まずは 一旦素直に、自分の気持ちを無視せず受け止めてみる、そのうえで色々な情報を選び行動にうつすクセをつけてみましょう。

2.「どうして怒ったの?どうして悲しいの?」

「何に腹が立ったのか?」とか「何に悲しんでるのか?」とか感情の深堀りをしてみましょう。

受け取り方のクセを知ることで、他者からの言葉や出来事にいちいち反応しなくなります。

例、誰かに 「バカ」と言われたとしましょう。腹が立つ人もいるし、全然気にもならない人もいます。その違いが何かというと「受け取り方」です。

受け取り方の違いは家庭環境や何かしらの出来事、現在の心の状態で変わっていきます。感情にフォーカスするクセをつけることで、不要な価値観や信念の手放しに役立ち、 問題の根っこを解消しやすくなったりします。

3.「理想の自分だったらどうすると思う?」

問題や悩んでどうにもならない時にやってみて欲しいことは「理想の自分だったらどうする?」と自分に質問をしてみてください。

理想の人とか尊敬する人だったら、こういう時なんて言うだろうとか?どんなふうに問題を解決していくかな?どんな行動を取るだろう?と考えることで今までの自分とは違う行動や言動を取ったりします。

今までと同じことを繰り返していてもうまくいかなかったことが、別の人の視点で考えられ、今までと違う視点で物事を見ることで、良い方向に進み解決に導かれることがあります。

まとめ

”セルフコミュニケーション”なかなか聞きなじみのない言葉ですが、生きる上でとても大切なものです。いつも自分とのコミュニケーションを意識的にしている人はまだまだ少ないでしょう。

しかし、人生を自分らしく楽しく生きている人たちは普段から自分とのコミュニケーションを大切にしています。だからこそストレスが少なく、毎日を楽しく穏やかに暮らせているのです。

ぜひ、セルフコミュニケーションを理解し意識的に取り入れてみてはいかがでしょうか?人生が少しづつ楽しくなってくることを実感できますよ!

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